園児数の減少などを理由に、今年度末で86年の歴史に幕を閉じることになった玉野市立玉幼稚園で閉園式が行われ、関係者が別れを惜しみました。
閉園式には、園児と地域の関係者あわせて60人が出席し、黒田晋市長が別れのあいさつ。園児を代表して、そら組の有信裕仁くんが、記念品を受け取りました。玉幼稚園は昭和2年に開設されました。地元造船業の発展に比例して、昭和20年代には1年間で300人を超える卒園生を数えていました。しかし、近年は少子化を背景に、園児数は20人前後で推移。平成24年度は、5歳児7人、4歳児2人、3歳児2人の合計11人になっていました。玉野市教育委員会は、今後も園児数の増加が見込めず、適切な幼稚園教育が困難として、今年度末での閉園を決めました。玉野市では、幼稚園と保育園の機能をあわせもつ「玉認定こども園」を来月、玉保育園に開設します。玉幼稚園では、園児全員が認定こども園に移り、新たなスタートを切るということです。




