玉野市の地域活性化策を探るための取り組み、『地域づくり健康診断』の報告会が、28日、玉野市築港の産業振興ビルで開かれました。
報告会には、行政や商工団体、市民グループの代表者などおよそ100人が出席しました。この取り組みは、地域活性化事業に力を入れている日本政策投資銀行が、玉野市の依頼を受け実施しました。第三者の目から商工業や観光など産業の分野を中心に地域の現状を分析。課題や可能性を提示することで、今後のまちづくりのきっかけに繋げてもらうことが目的です。報告会では調査にあたった日本政策投資銀行の大西達也課長が、玉野市の人口動態や雇用などの現状と将来予測を提示した上で、玉野市の課題を説明しました。特に玉野市では将来を支える若年層の流出とこれまで産業を支えてきた団塊の世代の高齢化が著しい現状に注目し、この二つの年齢層に活躍してもらう仕組みづくりの必要性を指摘しました。日本政策投資銀行では今回の報告結果をまとめるために、5月から市内の観光スポットなどを視察したほか、市民センターやまちづくりグループなどの責任者にヒアリングを実施してきました。この地域づくり健康診断の取り組みについては、10月16日のKCTワイドで詳しくお伝えします。さらに、報告会の模様は10月の生涯学習番組で毎週月曜日の午前10時から放送します。




