倉敷音楽祭の北海道交流フェスティバルの中から 主な演目を3回シリーズで 紹介する「北の大地の讃歌」。2回目は、北海道を代表する民謡「江差追分」をご紹介します。
民謡の王様ともいわれる「江差追分」。北海道南西部の港町・江差町は、かつてニシン漁が盛んで、行き来していた北前船の船頭が、追分節をこの地に伝えたのが始まりとされています。江差追分の特徴は、独特のこぶしがあること。節にはさまざまな人生模様が込められていることから、普通の民謡にない「難しさ」があるといわれています。また、ニシン漁の歌として有名な「ソーラン節」も披露し、観客と一緒になって、歴史と伝統のある民謡を楽しみました。北国の厳しい暮らしを生き抜く人間模様が描かれた江差追分。一つ一つの節が心の奥に響く讃歌でした。




