玉野市渋川の渋川海岸一帯で、毎年恒例の「西行まつり」が開かれ、多くの人でにぎわいました。
このイベントは、玉野市の渋川海岸に立ち寄ったとされる歌人・西行法師を広く知ってもらおうと、渋川観光協会が開催していて、今年で21回目を迎えました。会場では、クイズラリーが行われました。西行法師が腰かけたとされる岩などのスポットを巡りながら、西行法師と渋川にまつわる問題を解くもので、家族連れなどが楽しみながら挑戦しました。西行法師に詳しい元玉野市教育委員長の榧嘉明さんによる講演もありました。西行が生涯詠んだ2090首の歌のうち、恋に関するものが300もあること、武士の身分から出家した理由は、3通りの説があることなど興味深い内容で、来場者は熱心に聞き入っていました。また、まつりの名物 温かいうどんの無料提供もあり、来場者は、海岸の景色を眺めながら、西行法師への関心を深めていました。




