昭和30年代を再現する文化イベント「れとろーど」が今年も、総社商店街通りで始まりました。
「れとろーど」は、総社市文化協会が古い町並みが点在する商店街の魅力を引き出し、昔のにぎわいを再現しようと企画した文化イベントで2005年から毎年秋に開催されています。総社高校から文化筋通りまでの東西1キロにおよぶ総社商店街には、空き店舗や民家を活用したギャラリー、喫茶店、駄菓子屋などおよそ100のブースが並び、にぎわいをみせていました。
特に、明治の初めにいち早く洋画を学び岡山県洋画界の先駆者と言われた堀和平の生家は、れとろーど開催中に限って一般公開されており、普段は見ることのできない江戸時代の建物の内部を訪れた人が見入っていました。また、総社市三須の民家の蔵から発見された江戸時代の町人を乗せた駕篭なども展示され話題を集めていました。懐かしい昭和の雰囲気に包まれたれとろーどは、あす(27日)も総社商店街で開催されます。




