岡山県立大学の三宮信夫学長が、総社市の幹部職員に向けて特別講演を行いました。
講演のテーマは、「システム工学的思考は市政運営に役立つか」です。三宮学長は、システムの設計や運用などを合理的に行うための方法論となるシステム工学をもとに話しました。システム最適化の問題では、山登りを例にあげ、出発点から目的の頂上に向かうまでには、
◆現在の状況から判断する方法
◆過去のデータに基づいて判断する方法
◆データを多く集め予測をする方法―の3つがあると伝えました。
そのうえで、市政についても目的達成には、どの地点で方法に見直しをかけるか、3つの方法をうまく活用するかが大切ではないか、と話しました。岡山県立大学と総社市は、平成20年に包括協定を結んで以降、「ご当地ナンバープレートの共同研究」や「市役所での学生の職場体験」などを実施してきました。今年3月には、三宮学長が退職する予定になっていることから、今回初めて開かれました。




