倉敷美観地区にある国指定重要文化財 井上家住宅で、老朽化に伴いおよそ6年かけて行う保存修理工事が、きょう(29日)から始まりました。
井上家住宅は、江戸時代中期に建てられた、美観地区を代表する歴史的建造物です。保存修理工事は前期と後期に分けて実施します。2階建ての主屋、隣接する井戸蔵、敷地を囲む土塀を、すべて解体。破損した部分を補修してから建て直します。主屋の完成は平成27年度で、三階蔵などその他の建物は平成29年度までに修理を終える予定です。総工費は5億6300万円で、国や県、市が補助します。2月から建物の周囲に足場を組み始め、本格的な解体工事に入る見込みです。また、完成後は有料での一般公開を予定しています。




