倉敷市内の小中学校の特別支援学級や特別支援学校で学んでいる子どもたちによる「倉敷っ子なかよし作品展」が、倉敷市立美術館で始まりました。
「倉敷っ子なかよし作品展」は、特別支援教育への理解を深めてもらおうと、「倉敷市よい子いっぱい基金運営委員会」の助成のもと毎年開かれているもので、24回目を数えます。開会式では、倉敷第一中学校3年の小見山裕美子さんが、「心を込めて一生懸命作りました。大勢の人が、見に来てくれたらうれいしです」と挨拶しました。そのあと、金色のくす玉を割って、作品展の開幕を祝いました。会場には、市内83の小中学校の特別支援学級と、倉敷支援学校に通う児童生徒1、342人による2、739点が展示されました。中学校の部では、美術、技術家庭科、理科の授業で取り組んだ作品が並んでいます。絵画、陶芸、デザイン、手芸、木工などさまざまです。中には、共同制作したちぎり絵や折鶴で表現したモザイクアートといった労作などもありました。小学校の部でも日々の学習活動の中で制作した造形作品が展示されました。三角形や四角形に折った和紙を染料でそめた「折り染め」を風船に貼って作った「はりこの気球」や空き箱や色画用紙、落ち葉、毛糸などさまざまな素材を活用した「お面」など子どもたちの創意と工夫にあふれた楽しい作品が訪れた人の目を引いています。第24回「倉敷っ子なかよし作品展」は、27日(日)まで、倉敷市中央の倉敷市立美術館で開かれています。




