続いては、写真展の話題です。倉敷市内の今と昔の写真を見比べながら風景や暮らしの変遷をたどるくらしき今昔写真展が、倉敷美観地区の倉敷物語館で始まりました。
昭和30年代 漁船で混雑していた児島の小田川に今は、漁船の面影はありません。今は柳並木となっている倉敷川河畔ですが、当時は柳の姿は見られません。くらしき今昔写真展は、倉敷市が平成21年度から始めた好評の写真展で、今回で5回目です。今回のテーマは、『昭和20年代から30年代 と現在』です。倉敷市内の町並みを写した当時の写真と同じ撮影場所から最近撮影した写真をセットにし、26組を展示しています。昭和29年と30年の倉敷駅とその周辺をとらえた写真と現在の比較は、戦後の復興から高度経済成長の時代へと移り変わってきた様子を伝えてくれています。駅前商店街は、多くの人で賑わい、活気にあふれていました。一方で、およそ半世紀が経っても変わらない風景もありました。写真展の準備を進めてきたのは、公募で集まった市民ボランティア5人です。倉敷市が所蔵する昔の写真を頼りに現在の場所を調査し、撮影しました。くらしき今昔写真展は、倉敷物語館の多目的ホールで今月27日(日)まで開かれています。




