日洋会瀬戸内支部展が、岡山市の天神山文化プラザで始まり、倉敷市や玉野市など県内の作家をはじめ中四国5県の作家の具象画が、展示されています。
日洋会は、具象絵画をテーマとする洋画の全国グループです。瀬戸内支部には、岡山県や香川県など中四国5県の作家およそ80人が所属していて、今回の作品展には、風景や静物を題材にした作品80点を持ち寄りました。作品展の事務局を務めている小塩武さんは、東京の新橋近くのレンガ造りの高架をモチーフにしました。小塩さんは、倉敷アイビースクエアのレンガ造りに魅せられて以降、全国の紡績工場などレンガ造りの建物をテーマにしています。倉敷市と玉野市からは、大社敏雄さんをはじめ5人の作家が出展しました。このうち、玉野市田井の洋画家長尾實さんは、点描風の技法で、15年来テーマにしている棚田の風景を描写。夕暮れの棚田の哀愁深さを表現しています。日洋会瀬戸内支部展は、今月20日(日)まで岡山市の天神山文化プラザで開かれていて、19日(土)には、弦楽四重奏団『カルテットVION』を招いて絵画の中で演奏会が行われます。




