冬の寒さの中、子どもたちが協力して生活する『こどもキャンプ』が児島由加の倉敷市少年自然の家で行われました。夏ではなく、寒い時期に行うこのキャンプで、子どもたちはどんな体験をしたのでしょうか。
こどもキャンプには市内の小学４年生から中学３年生までおよそ３０人が参加しました。参加者は４つの班に分かれ、３日間を過ごしました。キャンプ中はご飯を食べるのも、遊ぶのも、寝るのも自由。参加者の自主性を尊重しています。活動内容は班員同士で話し合って決めます。このキャンプは、冬の厳しい環境の中で、子どもたちの成長の糧に、と倉敷市少年自然の家が４年前から始めました。日が暮れ始めて辺りが一段と冷え込む頃、野外炊事が始まりました。もちろん作るメニューも班ごとで決めます。この班はカレーを作ることにしたようです。早速、冷たい水で米を研ぐ係や野菜を切る係、火を起こす係に分かれて調理開始です。参加者の多くは厳しい冷え込みの中、かじかんだ手で作業を進めていきました。こちらの班はピザを作るようです。果たして上手く出来上がるのでしょうか。そうこうしているうちにカレーを作っていた班は一足先に完成しました。ピザも無事に完成した模様。寒空の下、熱々のピザを美味しそうに頬張っていました。厳しい環境の中で過ごした３日間は子どもたちにとって協力することの大切さや普段の生活のありがたみを知る貴重な体験となったようでした。
