総社市秦地区で去年発見された一丁ぐろ古墳群を散策するイベントが25日に開かれました。参加者は発見されたばかりの貴重な古墳にも触れ地元の歴史を学びました。
古代吉備文化発祥の地として知られる総社市の市街地の西に位置する尾根の上に築かれた一丁ぐろ古墳群。現在も調査が行われていて15基の古墳が確認されています。中でも1号墳は全長70メートルを超える前方後方墳で、 県南で最大規模です。歴史散策には地元住民およそ20人が参加。総社市教育委員会の武田 恭彰さんの案内で古墳を巡りました。一号墳は一丁ぐろ古墳群の中で最も古く確認調査で出土した埴輪から推測して4世紀ごろのものであることや山の裾を削りその土を上にあげ、固めて古墳を作り上げたことなどを説明しました。最後に一行が見学したのは先週見つかったばかりの15号墳。武田さんから非常に重な古墳である可能性が高いことが報告されました。参加者は遺跡に触れ改めて地元の歴史に関心を深めていました。このイベントは、総社西公民館が総社の歴史を地元の人に知ってもらおうと開いていて、今回で5回目です。
【インタビュー】◆ 総社西公民館 金澤隆 館長
総社西公民館では歴史散策を今後も継続して行うことにしていて来年は神在地区の山城を散策する計画です。




