県立総社高校は、生徒にコミュニケーション能力を養ってもらおうと、劇作家で演出家の平田オリザさんを招いてワークショップを開きました。
コミュニケーションワークショップには総社高校2年の理系の生徒などおよそ35人が参加しました。講師は劇作家で大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授の平田オリザさんです。ワークショップではボールを使わずにイメージだけでキャッチボールを行いました。演劇では演じる側みんなのイメージが共有されて初めて観客に伝わるということを体験しようというものです。さらに何も知らない相手に伝える時は相手がイメージ出来るよう分かりやすいものからだんだんと構成立てていくことが重要であることを説明しました。
【インタビュー】◆劇作家 平田オリザさん
この取り組みは自分の研究内容を発表したり、自然科学の複雑な現象を人に分かりやすく説明する能力が必要とされる理系の生徒に対してコミュニケーション能力を養ってもらおうと初めて行われたものです。総社高校では今月22日にも生物研究の専門家を招いた講義を開くなど科学研究者育成に力を入れています。




