倉敷市真備町の岡田地区では、18日(日)ふれあい文化祭が開かれ岡田小学校のグランドピアノを囲んでの音楽会を楽しみました。
ふれあい文化祭は、岡田地区まちづくり推進協議会が「観て、聴いて、歌って、つながろう」をテーマに開きました。岡田小学校が今年、創立140年を迎えたことを記念し、4年前、地区住民が協力して岡田小のグランドピアノを修理したことを忘れないよう、ピアノを囲んでのイベントを企画しました。岡田小のグランドピアノは、戦後初の国産ピアノとして河合楽器が製造した500号と同じ型のピアノです。59年前地域の人たちから贈られたものですが古くなって傷みが激しく、音が鳴らない鍵盤も出てきました。そこで、元のピアノの音色を取り戻そうと修理することになりました。新品に買い替えるのではなく、PTAや地区住民が募って集めた寄付金で修理しました。2008年にリニューアルされたピアノは、岡田小学校はもちろん岡田地区の宝物になりました。ふれあい文化祭では、ピアノ演奏マラソン」と題して、岡田小学校の児童や卒業生などが順番に演奏して59年たった今も奏で続ける美しい音色を楽しみました。また、ピアノの伴奏による歌声喫茶が開かれました。参加者たちは、青春の歌やなつかしい思い出の曲などを和やかに歌い楽しいひと時を過ごしていました。




