玉野市八浜出身で江戸時代に、世界で初めて人工の翼を使って空を飛んだとされる鳥人・浮田幸吉を顕彰するイベントが八浜中学校で行われました。八浜地区では地元生まれの偉人を通して、地区の盛り上がりに繋げています。
表具師だった幸吉は竹や紙で翼を作り、岡山の旭川の橋の欄干から初めて空を飛んだとされています。イベントは『鳥人幸吉 保存会』が主催し、婦人会や子ども学級育成会など八浜地区住民が参加しました。体育館には様々なブースが登場しました。幸吉にちなんだ紙飛行機コーナーでは親子で飛行機作りに挑戦。完成すると、子どもたちは早速飛ばして楽しんでいました。
イベントでは参加者に対し、鳥人幸吉をきっかけにして、自分たちの住む町に興味・誇りを持ってもらいたいという思いがあります。パネル展示では八浜の明治・大正・昭和の写真を展示し、地区の歴史を紹介しました。中でも人気を集めていたのはフードコーナーの幸吉丼。幸吉がカモの飛ぶ姿にヒントを得たことにちなみ、カモの肉が入っています。幸吉丼はイベントの名物となっていて、この味を求めて毎年参加する人も多いそうです。2年前から、八浜中の生徒もボランティアとしてイベントに参加。今年も生徒一丸となって祭りを盛り上げました。




