国際港湾施設の治安強化を図ろうと水島港でテロ対策の合同訓練が行われました。
訓練には、水島海上保安部や岡山県警など8機関からおよそ80人が参加し、車両12台、船舶4隻が出動しました。貨物船から不審人物が発見され、船の中にはテロリストが紛れ込んでいたという想定で訓練が行われました。現場に到着した海上保安官が不審者1人を取り押さえ、船内の負傷者の救出や爆発物処理などに当たりました。また、仲間を迎えにきたテロリスト達のボートを海上保安部の巡視船が追跡し、威嚇射撃を行い停船させました。水島港には、全国2番目となるおよそ3万隻の入港隻数があり、そのうち、外国船は3500隻を占めています。日本有数のコンビナートをもつ水島港は、テロの標的とされる可能性もあり、主催する水島港保安委員会では「連携して訓練に取り組むことは不可欠。テロだけに限らず強い水島港を作っていきたい」と話していました。




