薄田泣菫顕彰会が10日(土)に泣菫の生誕135年を記念して開いた泣菫の詩を筝曲で聴く会をご紹介します。
「泣菫の詩を筝曲そうで聴く会」は、倉敷市連島町の真言宗のお寺・宝島寺で開かれました。1877年に倉敷市連島町に生まれた明治の詩人・薄田泣菫の生誕135年を記念して薄田泣菫顕彰会が開いたものです。奏者に迎えたのは、京極流筝曲第3代宗家和田一久さんです。京極流筝曲は、明治時代に鈴木鼓村が創始した箏の流派です。薄田泣菫と親交のあった鈴木鼓村は、泣菫の詩に曲をつけた弾き歌い作品を数多く残しています。演奏会では、大原女、花賈女など泣菫の作詩に鼓村が作曲した抒情的な筝曲が披露され、訪れた人々は明治の浪漫主義の世界を堪能していました。




