歴史のあるビルを アートで再生させる試みです。宇野港界隈で最も古いビルの一つ、東山ビルで、玉野市内外のアート作家による作品展が、今月9日から開かれています。
作品展を手掛けたのは、玉野市内外の美術家やカバンアート作家など12人です。使われなくなってから長い時間を経た2階から4階の空きスペースを改修し、作品を並べ、空間を演出しました。東山ビルは、1966年に建てられた鉄骨4階建てのビルで、企業の事務所やアパートとして利用されてきました。当時、宇野港界隈では、最も背の高いビルの一つで、居酒屋などもあってにぎわいました。しかし、老朽化とともに空きスペースが目立ち、46年経った今では、ほとんどのスペースが、使用されていません。そこで、宇野港の歴史の象徴でもあるこのビルを再生させようと、玉野市内のアート作家が中心になって、作品展を計画しました。廃材などを使って、巨大資本主義などに対する警鐘を表現した作品やビルの倉庫に眠っていたオルガンなどを使って、歴史の長さを表現した作品などビルの雰囲気とマッチした作品で、空間が、演出されています。さらに、ビル内には、カフェスペースも設けられています。東山ビルで開催されている作品展『入居者募集中』は、12月2日までの金曜、土曜、日曜日に開かれています。




