女性将棋の公式タイトル戦「第20期大山名人杯倉敷藤花戦」の三番勝負が8日、東京都渋谷区の将棋会館で開幕しました。
第20期倉敷藤花戦は、5連覇と、史上2人目の「クイーン」の称号を狙う 里見香奈倉敷藤花と、このタイトル5度目の挑戦となる矢内理絵子女流四段の顔合わせとなりました。午前10時から先手 里見 倉敷藤花で始まった対局は矢内 女流四段が角の取り換えを仕掛け、里見 倉敷藤花が、いつもの中飛車ではなく、向飛車で迎え撃つ、序盤から呼吸の合った激しい戦いとなりました。接戦の結果、里見倉敷藤花が、111手で先勝。5連覇に向けて大きく前進しました。注目の第二局は、11月23日(金・勤労感謝の日)に倉敷市芸文館で行われ、対戦成績がタイとなった場合は、翌24日に第三局が行われます。KCTでは、倉敷藤花戦 第二局の模様を有吉道夫九段の大盤解説を中心に23日の昼 12時45分からデジタル11チャンネルで生中継します。




