地震や津波などによる玉野警察署の被災を想定し、警察活動無線などの通信機能を確保する訓練が、玉野市内で初めて行われました。
この訓練は、南海トラフなどの巨大地震で、玉野警察署が津波や液状化の被害を受けたことを想定し、岡山県警本部から臨時となる警察署までの、警察専用電話や無線の通信機能を確保するものです。岡山機動警察通信隊と岡山県警の合同で行われ、職員21人が通信機能を中継する深山公園山頂まで向かいます。無線の伝送装置や非常用発電機、三脚など、およそ100kgの資機材を背負い、黙々と山を登ります。玉野警察署が被災した場合に臨時警察署となる玉野スポーツセンターと通信できるポイントを定めると、速やかに無線の中継設備をセットします。深山公園は、県警本部方面から電波を受け、玉野スポーツセンターまで送り届ける中継点として、重要な役割を担います。同じころ、玉野スポーツセンターでも、深山公園山頂から電波を受け取る装置をセットし、通信機能確保の訓練を、真剣に行っていました。玉野警察署は、平成16年の高潮で、床上50㎝まで浸水する被害を受けていて、去年8月には、玉野スポーツセンターと県立玉野高校を臨時警察署に指定する協定を結んでいます。




