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郷土の偉人 泣菫を顕彰

10月9日は倉敷市出身で明治時代を代表する詩人薄田 泣菫の命日でした。
倉敷市内では、泣菫を顕彰する恒例のお茶会のほか、泣菫所有していたSPレコードを聞く会が初めて開かれました。

薄田 泣菫は、文語定型詩というジャンルを発展させた明治文壇を代表する詩人です。また、芥川龍之介 や菊池 寛などの作家を発掘し、文学界の発展にも貢献しました。薄田 泣菫が過ごした生家では地域の人たちでつくる薄田 泣菫 顕彰会が、お茶会を開きました。倉敷芸術科学大学茶道部の学生が、訪れた人たちにお茶をふるまいました。顕彰会の山田錦造会長などが、泣菫の詩や生い立ちなどを説明。泣菫は和漢洋の書物を読破し、独学で文学を学んできたことなどを話しました。訪れた人は、あらためて郷土の偉人薄田 泣菫を偲んでいました。またこの日、倉敷公民館では泣菫や夏目漱石など文学者が聞いていたSPレコードを楽しむイベントが開かれました。泣菫の遺族から倉敷市に寄贈された書簡やレコードなどの調査を行っている東京成徳大学の庄司達也教授と作陽音楽短期大学の矢内直行教授が文学者が愛でた音楽を解説しながら流しました。
泣菫は大正以後詩づくりを離れ、大阪毎日新聞でコラムの「茶話」を執筆しました。そのコラムの中に、ポーランドのピアニストパデレフスキーが初代首相に選ばれたことの驚きと期待を込めたものがあることなどを紹介していました。
矢内教授が泣菫の詩を読み聞かせ、泣菫が所有していたパデレフスキーのレコードをかけました。

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  • 放送日:2012/10/11(木)
  • 担当者:岡村 祐紀
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