倉敷市林にある五流尊瀧院で4日から開かれていた熊野大権現大祭は、5日は「採燈大護摩供」が行われ、訪れた人たちが先祖を供養し、無病息災などを願いました。
この日は、熊野大権現大祭の締めくくりとして、祭礼が執り行われました。およそ70人の山伏が源義経と弁慶の一行が奥州へ逃げていく途中に厳しく問い詰める関所の役人とのやり取りを再現した『山伏問答』を行いました。つづいて、山伏の一行が護摩壇を取り囲むと、奉弓や奉剣を行って、点火。煙を巻き上げて炎が燃え上がるその姿は龍や観音菩薩を連想させるそうです。そして護摩壇の中におよそ2000枚の護摩木が投げ入れられ、訪れたおよそ200人の人たちは手を合わせて無病息災や家内安全などを祈っていました。




