総社の秋の文化イベント「れとろーど」が9月22・23日の二日間開催されました。
「れとろーど」は、総社宮の門前町として栄えた商店街のにぎわいを再現する文化イベントです。2005年から総社市文化協会などが主催して毎年、9月第4土、日に開催されています。今年は、「昔と今を未来につなぐ一本道」をテーマに総社高校前から中央文化筋までの東西1キロにおよぶ商店街通りで約100団体による多彩な催しが繰り広げられました。また、総社市内外の若者27人でつくる着物姿のおもてなし隊がれとろーどを盛り上げました。懐かしものといえば、総社市役所駐車場には、総社旧車倶楽部を中心に県内の愛好家による名車・旧車が大集合しました。ホンダN360、日野コンテッサといった懐かしい自動車、オートバイなどが2日間でのべ150台が並び美しい雄姿を披露しました。商店街通りに移ると懐かしい音色も聞こえてきました。れとろーどでは、空き店舗や倉庫、ガレージを活用したライブコンサートが行われました。また今年のれとろーどで注目を集めたのは、総社市内でロケが行われた映画が上映されました。ギター好きの少年と父親、その父親を慕う少女の幽霊が繰り広げたファンタジー映画「紫のけむり」では、総社市長も出演しました。商店街通りでは、路上パフォーマンスが飛び出したり昭和の時代を思わせる街頭テレビで映画「ゴジラ」を上映したりオート三輪自動車が繰り出したりしました。また、獅子舞の獅子頭に噛まれて泣き出す幼い子どもや竹笛を作ってもらって喜ぶ子どもたちなど懐かしい光景がれとろーでは、あちらこちらでみられました。




