防災週間の２日、国と県、それに岡山県南の８市町で津波を想定した大規模な防災訓練が行われました。訓練に参加した、玉野市では、市の職員 や 市民が、万が一の際の手順を確認しました。
東海・東南海・南海の三連動地震が、発生。地震の規模を示すマグニチュードは９、震度は６強を観測、数時間後に３メートルを超える津波が到達するという訓練の想定です。玉野市内の自主防災組織や自治会など３２団体およそ２、８００人が参加し、それぞれの地区ごとに避難訓練などを行いました。このうち、荘内地区の横田自治会自主防災会では、隣近所に声を掛け合いながら、決められた場所に集合、その後、高台にある公園に素早く避難しました。玉野市役所には、災害対策本部を設置し、避難情報などを収集しました。また、避難状況を映した写真を同様に訓練を実施している県に提供するなど、国や県との連携も確認しました。一方、深山公園内には、市役所周辺の液状化現象などに備え、臨時の対策本部を設置し、万が一の事態に備えました。国が８月末に発表した東海・東南海・南海の三連動地震の被害想定によると、玉野市には、地震発生から３時間後に３メートルの津波が、到達すると予測されています。
