岡山を代表する美術工芸作家の二世たちでつくる「ラピス会」の作品展が、天満屋倉敷店で始まりました。
「ラピス会」は、オリエント美術を愛する岡山ゆかりの芸術家による「チェネト会」のメンバーのうち、二世として活躍する30代~50代の作家5人で結成されたグループです。ガラス、絵画、備前焼など、ジャンルはさまざまです。「倉敷ガラス」の第一人者、小谷真三さんの長男・栄次さんは、普段使いを大事にした器の数々を披露しています。曽祖父に画家・児島虎次郎、父に陶芸家・塊太郎氏を持つ、画家の慎太郎さんは、静物画など9点を展示。独自の世界観を表現した作品に注目が集まります。倉敷市のジュエリー作家・内山貞和さんの長男・直人さんは、父の技術を引き継ぎながらより繊細な作品づくりを目指しています。ラピスとは、ラテン語で「貴重な玉」という意味です。親世代と違った独特の感覚で手掛けた作品が、輝きを放っています。ラピス会の作品展は、9月6日まで開かれています。




