全国各地に支部を持つ美術団体「二紀会」の岡山支部メンバーによる作品展示が倉敷市立美術館で行われています。
二紀会は、1947年に旧二科会の会員だった9人が、創立しました。今では、全国各地におよそ40の支部があり、毎年秋には各地から作品を集めて東京で二紀展を開いています。会場では、岡山支部に所属する5人が、去年の二紀展で入選した作品や今年出品予定の作品などを展示しています。岡山県立大の准教授でもある関崎 哲さんは、アクリル画を展示しました。これまでは、廃墟や枯れた木などを描いていましたが、去年以降、廃墟の中に生きた動物や花など命あるものを描くように変化してきました。また、笠岡市在住の原田 江里子さんは、個性的な水墨画を出品しました。原田さんの作品は、平面な絵に立体的なキャラクターをくっ付けて、まるでキャラクターたちが今にも動き出すかのように見せています。岡山二紀会の作品展は、9月2日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




