KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

玉野市教育委員会では小中学校の授業において生徒全員が理解でき、満足できるような「授業のユニバーサルデザイン化」を奨めています。玉野市奥玉にあるすこやかセンターでは市内の小中学校の教諭を対象にした研修会が行われました。

授業のユニバーサルデザイン化とは、通常学級の授業の中に特別支援教育の視点を取り入れ、一人一人に合ったきめ細やかな授業を目指す取り組みです。研修会には市内の教員の４分の１にあたる、１３０人の小中学校教諭が参加しました。研修会では玉野市教育委員会・学校教育課の住田 義広さんが「授業のユニバーサルデザイン研究の推進について」をテーマに講義し、その中で住田さんは「特別支援教育の視点で生徒一人一人の個性を大切にしながら授業を進めることで、結果的に子どもたちが理解できる“わかる授業”に繋がる」と話しました。参加した人たちは住田さんの話を聞きながらメモを取るなどして今後の授業の参考にしていました。今回の研修会は玉野市内の教員を対象に行われましたが、玉野市教育委員会では次回は県内全域に呼びかけて１２月に行う予定です。