倉敷市立味野中学校演劇部は、先月の県中学校演劇コンクールで去年に続いて2度目の最優秀賞を受賞しました。そして、今月17、18日に栃木県で開催される全国中学校総合文化祭への出場権を獲得しました。全国大会の舞台に向け仕上げの稽古に励んでいます。
味野中学校の演劇部員は、1年生4人、2年生3人、3年生5人の合わせて12人です。7月21・22日に行われた岡山県中学校演劇コンクールでは、顧問の松尾 綾子教諭が書き下ろした「ビリーブ・イン・ミー~幻(まぼろし)の蝶(ちょう)~」を上演しました。「ビリーブ・イン・ミー」は、13年前に島根県が公募したミュージカル脚本の大賞受賞作品で、原作者の松尾先生が、今回、現在の演劇部員のために書き直したものです。物語は、不登校になった東京の中学生ヒナタが、いとこの住む島根県で夏休みを過ごすという設定で、閉校間近の山奥の小さな学校の子どもたちと不思議な出来事を体験しながらヒナタの心の成長を描いたものです。島根の子どもたちと一緒にヒナタが取り組む劇中劇では、小泉八雲の怪談を取り入れ、「むじな」「耳なし芳一」「雪女」などを表現しています。味中演劇部は、夏休み返上で全国大会へ向け稽古に励んでいます。なお、全国大会の舞台を前に12日(日)は水島公民館大ホールで公開リハーサルを兼ねた試演会を開催することになりました。味中演劇部の試演会は、入場無料です。水島公民館大ホールで12日(日)の午後3時開演です。




