絶滅の恐れもある貴重な野草『サギソウ』が、総社市福井のヒイゴ池湿地で咲き始め、純白の可憐な姿を見せています。
シラサギが翼を広げた姿に見える花、サギソウです。環境省がレッドリストで、準絶滅危惧種に指定しているラン科の多年草です。貴重な生物が生息するヒイゴ池湿地には、県内でも有数のおよそ1万株のサギソウが自生しています。湿地の保護活動に取り組む市民グループ・北の吉備路保全協会によると、このうち、3、000株から4、000株が、花を咲かせるということで、去年より数日早く7月末ごろから咲き始めました。つがいのシラサギが寄り添うように咲いている姿など、微笑ましい光景も見られました。ヒイゴ池湿地のサギソウは、お盆明けに見ごろを迎え、今月いっぱいまで楽しめるということです。




