画聖・雪舟ゆかりの寺、総社市井尻野の宝福寺で、子どもたちが座禅を組んだり茶道の作法などを学ぶ「雪舟体験」が行われました。
総社市文化協会主催の雪舟体験学習には、市内の小学生２６人が参加しました。まず、方丈では、素足になって座禅に挑戦しました。セミしぐれの中、子どもたちは、心静かに座り、幼くして寺修行に入った雪舟さんの気分を味わいました。この体験学習は、雪舟没後５００年の顕彰事業として２００６年から毎年夏休みに行われています。７年目の今年は、雪舟が、本堂の柱にくくられ、足の指を使って涙でネズミを描いたという逸話にちなみ、子どもたちが、足の指に筆を挟んで描く墨絵に挑みました。足の指で上手に筆を操りながらネズミや雪舟さんを描いていきました。出来上がった墨絵は、みんなで観賞したほか午後からは、作務行と呼ばれる寺の掃除も体験しました。
