倉敷市児島地区で中学生を対象にした普通救命講習会が開かれました。
中山体育館で開かれた普通救命講習会は、「命の大切さ」を知ってもらおうと児島地区青少年を育てる会が毎年夏休みに開いているものです。10回目を数える今年は、児島地区5つの中学校から運動部を中心に約300人の生徒が参加しました。講習会では、倉敷市消防局の救急救命士や消防署員36人が心肺蘇生法やAEDの使い方などを指導しました。生徒たちは、意識不明で倒れている人が心肺停止状態になっているとの想定でダミー人形を使って人工呼吸や心臓マッサージを体験しました。また、今回は、熱中症対策の講習も行われ、運動部などの練習中に発生した場合の応急処置や対処法を消防署員が実演を交えながら説明しました。生徒たちは、のどが渇いていなくても30分に1回水分だけでなくミネラルを含んだものを補給することが、一番の熱中症対策であることを学んでいました。普通救命講習に参加した中学生は、人の命を守る、誰かを助けることの大切さを再認識した様子でした。




