源平合戦ゆかりの古刹倉敷市藤戸町の藤戸寺で、23日から3日間、沙羅の花を観る会が、開かれました。今年は期間中特別に参拝者が、沙羅の花を観ることができる客殿で、源平合戦の犠牲者を偲びました。
客殿には、普段は本堂に祀っている源氏の武将佐々木盛綱や道案内をして口封じのため、盛綱に殺害された若者、それに合戦犠牲者の位牌が、本堂から移されました。位牌を前に訪れた参拝者が、住職とともに供養しました。藤戸寺は、一帯が源平藤戸合戦の舞台となった場所で、毎年本堂で合戦犠牲者などの大法会を行っています。今年は、源平ブームも重なって、参拝者が多く訪れていることから『沙羅の花を観る会』に合わせて、源平合戦を偲ぶことにしました。客殿では、源平藤戸合戦を描いた盛綱先陣大絵図なども公開され、檀家らが藤戸合戦の歴史について、参拝者に説明していました。藤戸寺には、23日の土曜日一日でおよそ600人が訪れるなど、源平ゆかりの地に対する関心の高さをみせていました。




