倉敷市保健所は、市内の給食施設で働く栄養士などを対象に災害時の役割や対応について研修会を開きました。
この研修会は、「食の安全」について、再認識してもらおうと毎年行われているもので倉敷市内にある学校や病院などから栄養士とその管理者などおよそ280人が参加しました。今年は、新潟中越沖地震を経験した、新潟県栄養士会会長の阿部久四郎さんを招き、「非常災害時の栄養士の役割」について話を聞きました。近年、全国で地震や風水害などの災害が起こっており、給食施設では、食料の備蓄と施設間の連携が重要とされています。阿部さんは、「災害には備蓄がとても大切。栄養士は被災者に、限られた材料で、栄養バランスのとれた食事を提供しなければいけない。」と呼びかけました。参加者は、災害時での食の大切さを再確認し、メモをとるなどして熱心に話を聞いていました。




