真備船穂商工会青年部は、地域活性化事業として今年からサツマイモ栽培に取り組んでいます。商工会の青年部がなぜ、農業に挑むのかその狙いを取材しました。
真備船穂商工会青年部では、地域活性化のため真備の特産の竹の活用として農業に取り組むことにしました。青年部が新たな特産品として注目するのが竹を粉状に削ってつくる「竹パウダー」です。倉敷市真備町市場の浅原武計さんは、2年前から竹の電動粉砕機を自ら手作りして「竹パウダー」を製造しています。「竹パウダー」に含まれる乳酸菌の力が農作物の発芽促進や収穫量増加などに有効であると言われています。青年部では、この「竹パウダー」の有効性を実証しようと考え、開墾した約1・5アールの畑に竹パウダーを混ぜておいしいサツマイモを栽培することにしました。6月10日(日)青年部のメンバーは、子ども連れで畑に集まりサツマイモの苗を植えました。苗は、「紅はるか」鹿児島県の鹿屋市で盛んに栽培されているため「鹿屋イモ」とも呼ばれているそうです。甘みが強く、焼き芋にするとたいへんおいしいサツマイモです。青年部が植えた約300本の「紅はるか」の苗は、10月下旬に収穫期を迎えます。




