金星が太陽の前を横切る「太陽面通過」が観測され、多くの人が世紀の天体ショーを楽しみました。
金星の太陽面通過は、午前7時10分ごろから6時間半にわたって観測されました。観測会が行われたライフパーク倉敷には多くの人が訪れ、投影板付の太陽望遠鏡や日食メガネを使って今世紀最後の金星の太陽面通過を楽しみました。金星の直径は、実際には太陽の115分の1ですが、金星が太陽の前を通過しているため30分の1の黒い点となった金星が横切っていきます。観測会では、倉敷科学センターにある専用望遠鏡でとらえた1mの巨大太陽像でも観測するなど、世紀の瞬間を感慨深げに見守りました。次回の金星の太陽面通過は、105年後の2117年12月11日です。また、今年8月14日には、月が金星を隠す「金星食」が観測できるとのことです。




