市民の意見を病院のサービス向上につなげる今年度最初の『玉野市民病院モニター会議』が、開かれました。
このモニター会議は、公募による市民5人が、病院の施設や経営、サービスなどを実際に見たり、聞いたりして、病院の代表者に意見する取り組みです。昨年度と今年度で合わせて5回開催されます。今回で3回目となるモニター会議のテーマは、『職員の接遇について』。病院の職員から、昨年度全職員を対象にマナー研修などを実施したことが報告されました。市民モニターからは、「患者に対する接し方が以前に比べると良くなった」と前置きした上で、さらに改善を求める声や「診察までの待ち時間が苦にならないような工夫をしてほしい」などと言った意見が出されました。これに対して、木村文昭院長は、「患者に対してだけではなく、職員間でも相手をおもんぱかる心を普段から持てば、伝わる。私たちが積極的に実践したい」と話しました。玉野市民病院は、平成22年度末でおよそ27億円の累積赤字を抱えていて、昨年度から5ヵ年で経営改善計画を進めてています。このモニター会議もその取り組みの一環として実施されています。




