小さな仏像を彫って被災地へ届ける「わらべ地蔵を被災地へ」と題したボランティア活動に賛同して、総社市の宝福寺でわらべ地蔵づくりが行われました。
わらべ地蔵を被災地へ届ける活動は、東日本大震災の被災者の心のケアをしたいと若い僧侶や仏師たちの発案で去年から始まりました。これまで、全国40会場でわらべ地蔵づくりを行い、1560体を仮設住宅で暮らす被災者へ届けています。今回、岡山県の宝福寺で初めて開催されたわらべ地蔵づくりには、地元総社市をはじめ県内外から55人が参加して木彫りの仏像づくりに挑戦しました。【インタビュー】宝福寺 小鍛冶一圭 副住職
ヒノキを素材に彫る仏像は、高さ10センチほどの小さなものですが、京都の若手仏師冨田睦海さんを講師に彫り方を教わりました。参加者の中には、初めて彫刻刀を握るという人もいましたが、手順書に従って、心をこめて丁寧に彫刻していました。 完成したわらべ地蔵は桐の箱に入れて被災地へ届けられます。




