由加の桜園地では豊かな自然を残そうと、地域住民による桜の再生活動が行われました。参加者全員の願いは由加に咲く満開の桜でした
このプロジェクトは郷内や琴浦地区に住む住民有志で作る「由加の自然を育てる会」が行っています。今年は地元企業や市の職員など、あわせておよそ70人が参加。参加者らは早速グループに分かれて桜の木の周りに深さ50センチの穴を掘っていきました。およそ1時間に及ぶ穴掘り作業が終わると、その中に肥料を混ぜた土を入れて戻していきました。このプロジェクトでは2050年を目標に200本の桜を再生させる計画です。現在の桜園地の桜はおよそ50年前に植えられたものばかり。すっかり老木となり、春になっても咲かせる花は少なかったそうです。しかし、去年からはじめた再生プロジェクトによって、今年の春、桜の木には例年と比べて多くの花をつけました。今回の活動により、来年はさらに桜の花が増える見込みです。
【インタビュー】
樹木医
原田 照太さん
由加の自然を育てる会 事務局
片山 良一さん
この日は15本の桜の木に対し再生作業を行いました。来年の春には、この場所も桜の花で満開になることでしょう。




