臨時総社市議会が開かれ、高梁川新架橋橋脚の工事費を議会の了承なしにおよそ1割増額したとして、片岡聡一市長に対する問責決議案を全会一致で可決しました。
問責決議案を提案した萱原潤議員は、「議会の議決を得ることなく工事を進めたことは、議会の存在意義を問われかねない重大な問題である」と提案理由を説明しました。総社大橋の南側に建設が進められている高梁川新架橋は、去年9月、市議会で2億8千4百万円の契約案が議決されました。しかし、着工後、弱い地盤に鉄板を敷いたり、石が多い地盤の掘り下げに時間がかかるなどして、工事費がおよそ2、700万円増えました。しかし、議会に十分な説明がないまま、工事を続け、既に基礎工事が終了しています。市の契約条例では、工事費が1億5,000万円以上の契約や契約変更には、議会の了承が必要となっています。問責決議を受け、総社市では、議決した内容に契約変更があったとき、変更の必要性を見極める審議会を立ち上げます。今後は、荒木政廣副市長を代表に各部署の部長など17人で審議をします。また、片岡市長の減給処分を、6月議会に追加提案する予定です。




