倉敷市児島にある藍染工場『高城染工場』が、天然素材の魅力を活かした藍とデニム展を倉敷天満屋で開いています。
会場には、インディゴ染めや藍染めの味わいのある手作り作品およそ200点が、並んでいます。綿や麻など天然素材を手でじっくりと染め、時間をかけて水洗いしていて、柔らかな肌触りに仕上がっています。これから夏にかけての季節を意識して、涼しげで着心地のいいものを出展しています。高城染工場は、創業80年近くになる老舗の企業ですが、インディゴ染めや藍染めを手がけるようになったのは、17年前です。それまでは、学生服の黒染めやデニムの洗い加工などを行っていました。繊維メーカーが、コストの安い中国などに生産をシフトするとともに受注が減少、そこで現在の商品を手がけるようになりました。今年3月には、東京・銀座で開かれた大規模なファッションショーで日本を代表するデニムメーカーなどとともに、藍の衣装を出展。着心地のいいデニムは、好評を博しました。高城染工場の『藍とデニム展』は、今月15日まで倉敷天満屋で開かれています。




