総社市昭和地区の愛好家が育てた山野草展が、昭和公民館で開催されています。
31回目を迎えた会場には、地元の愛好家が丹精こめて育てた山野草220点が出展されています。「キジムシロ」や「ホトケノザ」など身近に自生している山野草が並び、懐かしさとともに素朴で可憐な姿に訪れた人も立ち止まって見入っていました。昭和地区で発見された「キビヒトリシズカ」などこの地域特有の山野草や一週間しか花が咲かない「ヤマシャクヤク」を目にすることができます。山野草を初めて10年になる難波鎭夫さんは、17種類のカンアオイなど80点を展示しました。「自然が作り出したものでもすべて表情が違う」と魅力を語る難波さん。「育てながら変化を楽しみたい」と今後への意欲を話していました。また、会場では、山野草の即売や苔玉づくりの体験コーナーが設けられるなど多くの来場者で賑わいました。昭和地区の山野草展は、29日(日)まで開かれています。




