続いてはシリーズ「白壁に響いた南九州の音色」です。「倉敷音楽祭」で披露された、南九州の伝統芸能をお届けしています。2回目のきょうは、鹿児島県に伝わる「薩摩琵琶」です。
「薩摩琵琶」は、およそ500年前の戦国時代、武士文化として生まれたものです。子どもたちへの情操教育の一つとして、和歌を弾き語りにしたことが起源とも言われています。バチをたたきながら演奏するのが、一般の琵琶と大きく異なる点です。今回演奏を披露したのは、薩摩藩島津家直系の子孫、島津義秀さん。迫力あるバチさばきと、伸びのある歌が、観客を魅了しました。




