保健、福祉、医療の専門職を育成する玉野総合医療専門学校の卒業式が、先週の土曜日の10日行われました。卒業生の中には、介護福祉士の資格取得を目指して2年前に来日したフィリピン人のピンキーさんの姿もありました。
今年度専門学校を卒業するのは、保健看護学科など4学科の学生112人です。高井研一校長から代表者へ卒業証書がおくられました。卒業生の一人、介護福祉学科のアービーストンド・ピンキー・プラザさん(34)です。ピンキーさんは、日本とフィリピンの経済連携協定により、初めてフィリピンから介護福祉士の取得をするため、来日。言葉の壁も乗り越え、4月から介護福祉士として、岡山市の福祉施設で働くことになっています。ピンキーさんの功績を称え、高井校長から特別表彰が贈られました。式では、卒業生を代表して介護福祉学科の山岡結花さんが、答辞を述べ、卒業後の抱負や支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを伝えました。卒業生の多くは、看護士や介護福祉士などとして、県内の医療機関や福祉施設などに就職することが決まっています。卒業生それぞれが、この春新たな一歩を踏み出します。




