東日本大震災で被災した福島県いわき市北部で取り組まれたアートプロジェクト「ガレキに花を咲かせましょう」の写真展が、KCT情報センターで開かれています。
写真展は、震災発生から1年を前に企画したもので、KCTロビーには、プロジェクトの記録写真およそ20枚を展示しています。このプロジェクトは、地域の再生、発展を目的に結成された団体「北いわき再生発展プロジェクトチームが、去年実施したものです。いわき市北部の久之浜町は、福島原発に近く、地震、津波、火災、放射能という四重苦に襲われ、震災直後は、ガレキ撤去などの復旧活動も滞っていました。東京からボランティアに来た版画家が、花の絵をガレキに描いたのをきっかけに、地域の現状をアピールし、明るい希望を見出そうと、プロジェクトがスタート。解体前の民家やガレキ、およそ30ヵ所に、花の絵を描いていきました。避難した住民と被災地に残った住民、両方の思いをひとつにする取り組みは、全国的にも注目を集めています。写真展「ガレキに花を咲かせましょう」は、11日まで、開かれています。




