宇野と高松の間を運航する宇高航路の魅力を子どもたちに知ってもらおうと、フェリーの船内見学会が開かれました。
このイベントは、宇高航路を将来にわたって存続するため調査検討を行う「宇野高松航路活性化再生協議会」が初めて企画しました。次世代を担う子どもたちに宇高航路を好きになってもらおうと、親子を対象に募集し、岡山、香川両県の12組が参加しました。高松発の国道フェリーに乗船した親子3組は、まず、出航式でよくみられる紙テープ投げを体験。感動の瞬間を味わいました。続いて、国道フェリー新名物の「漫画喫茶ルーム」に移動し、ボランティアガイドから、宇高航路の歴史について説明を受けました。この後、めったに入れない操舵室にも潜入しました。西川久貴船長が、フェリーの動く仕組みや、航海のルールなどを解説。子どもたちは真剣な表情で聞いていました。宇高航路は、利用者の低迷が続いています。さらに、瀬戸大橋の通行料金引き下げの動きがあるなど、フェリー会社の経営環境は、ますます厳しくなっています。次世代のファンを乗せて、今日も宇高航路のフェリーは、走り続けます。




