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無為村荘の見学

歴史的建造物の魅力を探るワークショップ「建物探訪」が19日に開かれ、洋画家・児島虎次郎ゆかりの「無為村荘」が特別公開されました。

倉敷市酒津にある「無為村荘」は、明治時代末期に大原孫三郎の別邸として整備され、のちに児島虎次郎のアトリエとして活用されました。今回、80人の参加者は、虎次郎が住居としていた「無為堂」を見学しました。虎次郎は、日本で初めて孤児院を創設した石井十次の長女と結婚。その新居として、孫三郎が建築を
許したそうです。ぜんそくや神経痛をわずらっていた虎次郎にとって、ここは絶好の環境だったようです。建物の装飾には、虎次郎が関心を抱いていた、エジプトと中国の文化様式が盛り込まれています。たとえば、外のテラスには、エジプトの神殿にみられるパピルスの柱と、中国ならではの龍の彫刻が混在しています。こちらは、玄関前にある接客室。室内の家具はもちろん、透かし彫りの窓にも、こだわりがあります。今回の見学は、2011年に虎次郎の生誕130年を
迎えたことにちなみ、実現しました。参加者は、講師の解説を聞きながら、独特の建築様式を、熱心に見入っていました。「無為村荘」は、虎次郎のほかにも、大原家ゆかりの著名人が滞在したといわれています。平成17年からは、若手の美術作家が無為村荘に滞在しながら創作する「ARKO」が行われていますが、特別公開の機会は、めったにありません。

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  • 放送日:2012/02/23(木)
  • 担当者:六路木 謙治
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