玉野市消防本部と玉野市は、去年８月の石島での大規模火災を受け、山火事の防止対策について話し合う会議を開きました。
玉野市林野火災防止対策連絡会議には、玉野市消防本部と市の関係部署の代表者が出席。去年、石島で発生した大規模火災の概要や教訓、山火事防止の対策などについて、協議しました。去年８月に発生した石島の火災は、香川県側から出火、島全体の８５％にあたる２２２・５㌶を焼失し、５日後に鎮火、火災の原因は、いまだ分かっていません。玉野市消防本部によると、消火活動の教訓として、消防隊員の早めの入れ替えの実施や消火機材を運ぶための特殊車両の導入などを挙げました。会議では、３月と４月の林野火災防止のための強化期間に飛行機などによる広報活動を強化することなどを申し合わせました。このほか、玉野市から県が主体的に進めている石島の復旧計画についての説明があり、先月から落石防止のための工事を始めたことを報告しました。
なお、きのう、石島の火災で長期間にわたって消火活動にあたった玉野市消防団に、本年度の防災功労者の消防庁長官表彰が、贈られました。
