備中県民局が主催する「地域食料自給率向上推進大会」が開かれ、最近注目されている、地場産品応援の店=「緑提灯」を紹介する講演が行われました。
「緑提灯」とは国産食材の使用量が50%を超える飲食店に飾られる提灯です。2005年に北海道で始まり、現在、この運動に賛同する店舗は全国で3200店を超えます。講演では緑提灯・考案者で農学博士の丸山清明さんが緑提灯が生まれた経緯や、飲食店の地場産品使用を促進する上で、重要な役割を果たしていることなどを話しました。緑提灯は自給率の高い北海道の飲食店で、意外に道産の食材が使われていないことに気づいた丸山さんが、地元の食材の良さに気づいてもらおうと提案しました。丸山さんによると、地元の食材を使うことで、その地に適した食材が使われる郷土料理などにも自然と注目が集まるそうで、緑提灯は地域の食料自給率の向上に貢献しつつあるということです。なお、推進大会では、備中県民局管内の食料自給率向上活動の事例発表も行われました。




