青森県のリンゴ農家木村秋則さんが推奨する無農薬・無肥料の自然栽培で、桃を育てる講習会が、笠岡市で開かれました。
笠岡市内の農園には、倉敷市などからおよそ40人が集まり、木村さんの話を聞きました。桃の自然栽培は、「NPO法人岡山県木村式自然栽培実行委員会」が、去年から、農園内の3本の桃の木で試験的に行っていました。
農薬を使わずに虫を寄せ付けないようにするため、木に調味料の酢を吹きかけたり、虫を手作業で取り除いたりした結果、去年は、量も質も充分な桃が700個ほどでき、消費者からもとても好評でした。今回の講習会では、特に木の剪定方法について詳しく説明がありました。木村さんは、「若い枝に良い実ができるので、古い枝が影にならないように切り落とすべきだ」と丁寧な剪定法を薦めました。実行委員会によると、今年は、自然栽培の桃の数を増やす予定で、既に県内外から予約が入っているそうです。
また、今年は、トマトの自然栽培にも挑戦する予定です。




