防災をテーマにしたラジオドラマの全国コンテストで倉敷市の味野中学校演劇部が最優秀賞を受賞しました。
味野中学校演劇部は、東日本大震災への復興支援について考える団体「どねーしょんくらしき」の呼びかけで去年の10月ごろからラジオドラマ制作に取り掛かり、今年1月にはFMくらしきの番組内で放送されました。物語は大型台風が主人公の中学生が住む町に上陸した夜が舞台になっています。停電になっても懐中電灯の置き場所が分からず困ったり、床上浸水した家では二段ベッドに家族全員が集まって一夜を過ごしたりなど、町内の住民たちが停電や床上浸水で何に困ったのか、どのように過ごしたのかを描いています。コンテストには全国から17の作品が寄せられ、審査委員会によると地域の問題意識を喚起させる内容であったことと、地元NPO団体や市役所など地域ぐるみで制作した点が受賞の決め手となったそうです。表彰式は3月4日に東京で行われます。なお、同じく倉敷市の中庄小学校運営委員会も審査員特別賞を受賞しました。




